こんにちは。金沢オーガニッククラブの岩田です。
先週の日曜日は5月に行なった焼畑の草取りに行ってきました。
粟は青々と生い茂り、雑草も当然ながら茫々と生えていました。
焼畑をすると必ず植生が変わるのですが、お定まりのように顔を出してくれるのが
「カッサキ」という地方名で呼ばれるホオズキの仲間です。
今回も律儀に顔を出してくれました。しかも群生しています。
ちょっとピンボケ、なのが残念ですが中央に下向きに白い花が咲いています。さすがナス科だけあって同じような形をしています。
右下に小さくトゲが生えた実も見えます。
調べて見ますと標準和名はヤマホオズキといい関東から西の太平洋側や近畿以西では
絶滅が危惧されている貴重な植物でした。
今後実が大きくなり熟してきた時にはまたブログにアップします。
ところで絶滅が危惧されているといえば、本格出しの原料です。
一つには鰹節。
肉が大好きな西洋人がここ数年前(狂牛病が拡がった頃)から、やけに魚を食べ始めました。
ところが近海の色んな魚を食べれば良いものを、馴染みのあるカツオやタラ、ニシンなどに集中してしまい
フィリピン沖で採れたカツオは日本と競争して買うようになり、それがひいては記憶に新しい鰹節の高騰につながりました。
もう一つは昆布。
昆布はもともと寒流系の海藻です。2年かけて成熟しその秋に胞子を出して子孫を残します。
胞子を出す為の適温が14度以下なのですが、胞子を出すばかりに成熟した昆布が
温暖化の影響で海水温が下がらず、腐って流れてしまうということが続いています。
子孫を残せる環境ではなくなりつつあると言えましょう。
道南地区では今年の天然昆布は期待できないという報告がすでに、春先には聞こえてきました。
そんな状況の中で金沢オーガニッククラブの出しつゆは、ちゃんとした原料(醤油やみりんは勿論、風味原料(鰹節や昆布等))を使っているメーカー様の商品です。
もしかしたらこの商品群も絶滅危惧種に指定されてしまいかねない希少種と言えるかもしれません。
後味に嫌な感じが残らない出しつゆをこの暑い時期を乗り越える助けとしてご活用ください。
(金沢オーガニッククラブ:岩田)
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