「バイスブルスト」をご存知ですか?
バイスブルスト

正式名称は「ミュンヘナー・ヴァイスブルスト」といって
商品名のドイツ語を直訳すると「白いソーセージ」という意味です。

ウインナークラブの説明には
レモンとパセリの風味が爽やかです。
70度のお湯で5分程度茹で、皮を剥いてマスタード等をつけて
お召し上がりください。
と書いてありました。

「茹でて皮を剥ぐ」という文字に「んん??」となる人が多いのではないでしょうか。

このバイスブルストというソーセージの歴史は、1857年にさかのぼります。

ミュンヘンのマリエンプラッツにある家族経営レストラン
「Zum Ewigen Licht」のオーナーのセップモーザー氏が
焼きソーセージ用の羊の腸を切らしてしまったある日、代わりに豚の腸を使ったところ
羊の腸に比べ太く仕上がったため、焼くとはじけてしまうのでは…と頭をひねり
茹でて調理したのが始まりなんだそうです。

その後、このソーセージは大好評となり、南バイエルン地方に広まったといわれています。

歴史のあるソーセージなんですね♪

このバイスブルストは、時間が経つと味が落ちるため、
作りたてを食べる直前に茹でるのがおいしく味わう秘訣です。
現地ではお湯につけたまま出てくるそうです。

さらに、冷蔵庫がなく、ソーセージも茹でずに保存しなければならなかった時代の
名残りとして、「ヴァイスヴルストは正午の鐘の音を聞いてはいけない」
という風習があります。
そのため、現地のレストランでもいつでもヴァイスヴルストが食べられるわけでは
ないのだそう。

元々はお肉屋さんが、近所に住む人々の分だけ作っていたという
バイスブルストが日本でもこんなにお手軽に食べられるようになったんですね♪

一般的な食べ方は、お皿の上で縦半分にナイフで切れ目を入れて
転がせて皮を取って、甘いマスタードをつけて食べる食べ方です☆

普通のソーセージよりふわふわで、不思議な食感のバイスブルスト。
ぜひ一度お試しください。

ちなみに、私がバイスブルストをこんなに詳しく語れるのは…
子どもの頃「美味しんぼ」という漫画が大好きだったからなのでした

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