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高農園

高農園 〈2013年8月11日〉

■2haから始めた農地が22haに!

高さん

高さん

能登島は富山湾の内湾にあり、比較的温暖な気候で、降雪も少なく、野菜栽培に適しています。高農園は、能登島でもなだらかな高地の頂上にある無関地区にあります。高さん夫婦が脱サラをして能登島で有機農業を始めて13年。入植3年目に一部の圃場に有機認証を取得し、独自に圃場の化学的データをリサーチ・分析するなど理工系出身の高さんならではのキメの細かさで、徹底した安全圃場作りをされてきました。
能登島はかつてはタバコ栽培が中心でしたが、近年のタバコ離れと農家の高齢化で、離農が進み、耕作放棄地が急増しました。高農園は農地を少しずつ増やし、入植当初2haだったのが、現在は22haまでになりました。野菜のみの農家としては破格の規模です。現在は高さんご夫婦と5人のスタッフで生産に励んでいらっしゃいます。

 

■レストランに人気の能登島の有機野菜

ミニパプリカ

ミニパプリカ

8月11日?に2年ぶりに能登島の高農園を訪問しました。最初に案内された畑には、雑草の合間に空芯采が顔を出していました。隣にはレストラン向けのミニパプリカやピクルス用のミニきゅうり、白いパプリカなどが栽培されていました。高農園では耕作地を増やすと同時に毎年作付け野菜の種類も増やしてきました。赤紫蘇もありましたが、これは梅干し用ではなく、食紅としてソースやドレッシングの材料として使われるそうです。
高農園は以前は、根菜類や葉物などを地元のスーパーなどを中心に出荷されていましたが、東京の著名なレストランシェフとの出会いをきっかけに、レストランとの関係が広がり、現在では栽培される野菜の大半がレストラン向けということで、取引先の数はなんと300軒だそうです。金沢のフレンチレストラン「プレミナンス」のほか、東京の三越・ホテルオークラをはじめとする著名なイタリアンレストランやフレンチレストランなど、能登島の赤土で栽培される高農園の有機野菜は県境を越えて、ブランド化しているのです。

 

白いパプリカ

白いパプリカ

ピクルス用きゅうり

ピクルス用きゅうり

高さんはシェフの方々との交流から、料理のレシピを教えてもらう機会も多いそうなので、当会の会員さん向けにレシピを紹介していただくこととをお願いしてきました。また、高農園独自のユニークな「野菜セット」を企画していただくことも約束してきました。
(文責:田村 和子)

(エコポスト2013年9月2回より)

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