牛乳・乳製品
非遺伝子組み換え飼料
●パスチャライズ(低温殺菌)牛乳
パスチャライズ牛乳とは、低温殺菌(63-65℃で30分間、あるいは、72~75℃で15秒間)で、有害菌のみを除去したものです。
牛乳の天然性(栄養・性質)を損なうことなく、病原微生物による危険性を最小にした熱処理牛乳で、消化吸収がよく、さらにカルシウムの吸収率が高いのです。
市販の牛乳の大半は高温殺菌乳(120-145℃、2-3秒間)で、乳酸菌などの有益な微生物などすべての微生物を殺し、牛乳の天然性が失われます。
また、高温殺菌は大切なタンパク質に熱変性を起こし、消化吸収が悪くなり、カルシウムも吸収することができなくなります。牛乳を飲むと胃がごろごろするとか、下痢をするというのはこのためです。
●ノンホモ牛乳
大量生産される牛乳のほとんどは、乳脂肪分と水分が分離するのを防ぐために、生産の工程で機械的にホモジナイズ処理(脂肪球の均質化)が行われています。
これをしていないノンホモ乳は、牛乳本来の風味が損なわれることなく、消化吸収がよく、アレルギー反応もおこりにくいといわれます。栄養素が本来の形で生きているため、酸化しにくく、保存性が高いのが特徴です。
当会で扱っているよつ葉乳業の牛乳はノンホモ、パスチャライズ牛乳です。なお、市販のよつ葉乳業の牛乳は共同購入会向けの牛乳とは異なるもの(高温殺菌、均質化処理)です。
よつ葉乳業では、全国の共同購入会向けの「ノンホモパスチャライズ乳」だけを供給する農家を特定しています。北陸でこの牛乳が入手できるのは金沢オーガニッククラブのみです。
なお、市販のよつ葉乳業の牛乳は共同購入会向けの牛乳とは異なるもの(高温殺菌、均質化処理)です。
●ナチュラルチーズ
チーズは、原料である生乳の質で製品の味が決まります。新鮮で栄養に富んだ生乳を生かして作られるチーズは風味がよくて、高品質です。
市販の安いチーズの大半は「プロセスチーズ」で、プロセスチーズはナチュラルチーズを粉砕し、乳化剤、香辛料、調味料、増量剤(脱脂粉乳)などを添加し、加熱融解して型に流し込んだものです。
その原料としては安い外国産の乳製品が使われています。